子宮内膜症は閉経まで付き合う病気である事を考えると、何らかの治療を受けていない時期だけ症状緩和&再発防止と一言にいっても、10年・20年という長い時期に渡って続ける事になってきます。
時間的・経済的に負担の大きな方法では長続き出来ません。
無理なく続けられそうな方法を見つけだしてチャレンジして下さい。 |
|
|
|
|
低用量ピル |
サプリメントではありませんが、再発防止には一番確実な方法です |
|
“避妊薬”のイメージが強いので抵抗のある方も多いと思いますが、妊娠の必要が無い時期でも、連続服用に抵抗があるようでしたら半年〜一年くらいの期間服用して半年〜一年服用をやめて、また再度服用を始めるような使い方はどうでしょう?
私がまだ婦人科疾患とは無関係な暮らしをしていた頃“ピルが解禁されているアメリカでは、ピルを服用するのは賢い女性の証”という文を読んだことがあります。
当時は単に望まない妊娠をしない事を指しているのだと思っていましたが
ピルには避妊だけではなく、生理痛・過多月経などの月経困難症・生理不順・PMS-月経前症候群・卵巣嚢腫・子宮内膜症・卵巣癌・子宮体癌(頸癌にはマイナス)への予防効果があるそうです
また1相性ピルの使い方をアレンジする事で生理日を変える事も可能です
ピルの子宮内膜症への効果を調べている過程でピルの事を知れば知る程“賢い女性の証”の本当の意味を知った思いです。
|
|
|
ピクノジェノール
(松樹皮) |
子宮内膜症の痛みに効果があると最近話題のサプリメントです。 |
|
フランスのボルドー地方の海岸に生えている学名:PINUS PINASTERという松の樹皮からの抽出物で、鎮痛・血栓予防・美肌効果がある、と言われている健康食品です。
子宮内膜症・筋腺症の痛みが軽減されたとの報告があります(70%位の内膜症患者に効果ありとの事)
ピクノジェノールに含まれる「超ポリフェノール」が、痛みの原因である過剰に発生した活性酸素を速やかに退治してくれる、
血液凝固を防ぐ働きがある(血栓症患者向けのサプリメントとしても紹介されている)ことから子宮組織の癒着を防ぎ、子宮内膜の改善に一役買っているのでは?という説があります。
が、服用によって病巣自体が委縮されるかどうかは不明ですし、 逆に痛みを感じない間に病巣を肥大させることも考えられますので、ピクノジェノールだけに頼るというのは感心しません。
松の樹皮が原材料なので、松ヤニが含まれているらしく胃の負担が大きいので胃弱体質の人には不向きなようです。
。
|
|
|
ノニ・エキス |
熱帯・亜熱帯地方に自生する“モリンダ・シトフォリア”の熟し切った果汁です。 |
|
活性酵素を除去して免疫力を高める働きがあり、生活習慣病から肝炎、アトピー、心の病気に至るまで万病に効く、と言われています(「健康」2001.7月号より)
含有物の“ゼロニン”は鎮痛効果があり、他にも“プロトニン”の分泌を整え、不眠や鬱病を改善する働きがあるそうです。
鎮痛、冷えの改善、杭鬱、血圧の安定や慢性的な倦怠感を和らげる効果があるので、子宮内膜症自体というよりも、症状や治療薬の副作用緩和が期待できる子宮内膜症患者向けのサプリメントでは?と思います。
“活性酵素を除去して免疫力を高める働き”ということから、体質改善を期待してしまいます。
|
|
ノニ(ヤエヤマアオキ) |
|
|
マカ
|
最近、健康雑誌やネットの掲示板などで話題になるつつある健康食品です。
紹介しているサイトでは「生理痛、生理不順、不妊症、更年期障害、便秘など女性の悩みを解消…」と有りますが、残念ながら私の周囲には愛好者がいないので、チャレンジした方いらっしゃったら、経過or経過を教えてください。
ノニと同じような物かな?と思いますが、こちらはアンデス産だそうです。
|
|
関連サイト |
|
TVで話題の若返りのハーブ『マカ』のサイトです。
キャッツクロー、ヤーコンも扱っています。 |
|
|
ナチュラルな生活 |
TVや雑誌で宣伝されているような合成洗剤ではない |
|
“せっけんシャンプー&お酢のリンス”や使い捨てでない“布ナプキン”を使っている内に生理痛が緩和されたという話を聞いた事があります。
これらは、合成洗剤に含まれている有害な物質が髪の毛穴から体内に入る
同じように使い捨てのナプキン、タンポンには製品の一部に塩素漂白がされていて(燃やすとダイオキシンが発生)、そしてさらに、それらによってナプキンに触れた箇所から有害物質がとり込まれる事が無くなるからだそうです。
これらの話の信憑性は不明ですが、女性が閉経までに使い捨てるナプキンは一人一万枚とも言われており、ゴミとなってしまう量・燃やして発生するダイオキシンの量などを考えると目のくらむ思いがします。
私はこれらの製品は未体験ですが、こういった話を聞くたびに私たちが現在おくっている便利な生活も子宮内膜症が急激に広がった一因になっているのかな?と思ってしまいます。
とりあえず、ペットボトルに入った飲料水は飲まないと決めた所から、ダイオキシンの元になるゴミは出さないよう心がけています。
最近ではコーヒーフィルターを無漂白の物に代えました。
子宮内膜症からスタートして、環境保護という事にほんの少し目覚めました |
|
|
|
布ナプキンやハーブのヘアカラー“ヘナ”など他では手に入らない物や
アロマテラピーなどナチュラルでお洒落なGoodsが満載です |
|
|
副作用対策のサプリメント |
カルシュウム |
GnRHアゴニストでの副作用や卵巣摘出後に起こる更年期障害の状態では |
|
カルシュウムの不足から、骨粗鬆症が心配されるので、カルシュウムの摂取をお勧めします
カルシュウム剤の原料には、魚介類・牛乳の2通りがありますが、牛乳から作られた物はヨーグルト風味で食べやすくなっている物もあります
最近はオルビスから発売されている物がヨーグルト味のラムネ風になっていて形も可愛いので気に入っています。
尚、カルシュームの生成には日光浴も必要だと聞いた事があります。
|
|
カルシウム |
|
|
コラーゲン |
カルシュウム同様、更年期障害時にはコラーゲンも生成されなくなり |
|
筋力の低下や肌のツヤや張りが失われていきます。
美容アイテムでもあるコラーゲンは皮膚の生成に欠かせない物で、手術後の体の表面だけでなく内部の傷口の治癒を早める働きもあるようです。
錠剤とドリンク剤の2タイプがありますが、ドリンク剤の方が量を多く摂れ飲みやすいのでお勧めです。
もちろん美肌効果も期待できます。
|
納豆キナーゼ |
子宮内膜症の治療薬、ダナゾール・ピルで一番心配される副作用は“血栓症”です。 |
|
納豆には強力な血栓溶解酵素(納豆キナーゼ)が含まれている事が近年発見されました
他にも納豆には骨粗鬆症予防の働きがあるので、食品から摂取するのが一番ですが
納豆の苦手な方、臭いが気になる方はサプリメントでどうぞ!
|
|
|
イソフラボン |
大豆胚芽に含まれるイソフラボンは、 |
|
女性ホルモン「エストロゲン」に非常に良く似た働きをすることから、更年期障害に悩む方のサプリメントとして有名ですのでGnRHアゴニスト系の治療薬の副作用に有効なだけでなく
アグリコン型イソフラボンには、エストロゲンの過剰時にはそれを抑える作用があるので、エストロゲン過剰が原因のひとつとされるPMS(月経前症候群)や乳ガンや子宮ガンの予防にも効果が期待できます。 |
|
関連サイト
ニチモウ株式会社 |