“子宮内膜症の原因、アレルギー反応の可能性”読売新聞の記事から
若い女性に多く、患者が100万人にのぼるといわれる「子宮内膜症」の原因が、アレルギー反応である可能性が高いことが、栃木臨床病理研究所長の菅又昌雄医師らの研究でわかった。

 気管支ぜんそくなどの治療に使われる抗アレルギー薬を飲んだ患者の多くは、症状が改善された。菅又医師は「予防薬としても有望」としており、12日から福岡市で開かれる日本産科婦人科学会で発表する。

 子宮内膜症は、受精卵が着床するマットの役割をする内膜が、子宮以外の場所にできる病気で、原因がはっきりわかっていない。下腹部に慢性的な痛みが出るほか、不妊症の一因になるとされる。

 現在は、子宮や卵巣の摘出以外に完治する方法はなく、ホルモンを使った薬物療法にも副作用が多かった。

 菅又医師らは、病気になった組織にアレルギー反応の中心的役割を果たす細胞があり、炎症を起こす物質を出していることを確認。大森赤十字病院(東京都大田区)で抗アレルギー薬を、子宮内膜症の患者10人に約2か月間飲んでもらったところ、細胞レベルでアレルギー反応が減り、腹腔(ふっくう)鏡を使った治療が簡単になった。

 自治医大付属大宮医療センター(さいたま市)でも、抗アレルギー薬を飲んだ患者16人の半数以上が、「鎮痛剤を使う回数が半分以下に減った」と答えるなどの効果が見られた。
子宮内膜症はアレルギーの一種である可能性が高く、抗アレルギー剤を投与すると症状が沈静化する。という事でしょうか?
私自身も子宮内膜症の手術を受ける少し前に抗アレルギー剤を服用していた事がありますが、それで子宮内膜症に変化があったかどうか、と言う事になると何とも言えません。
続報が待ち遠しいですね。
CLOSE